AWS CLI操作の基本をマスターしよう！初心者向けガイド

AWS CLIの基本操作についての会話

AWS CLIを使った操作の基本

AWS CLI（Amazon Web Services Command Line Interface）は、AWSのリソースをコマンドラインから管理するための強力なツールです。ここでは、初心者にもわかりやすく基本的な使い方を解説します。

1. AWS CLIのインストール

AWS CLIを使用するには、まずインストールが必要です。以下の手順に従ってインストールを行います。

1. 公式サイトからインストーラーをダウンロードします。
2. ダウンロードしたファイルを実行し、指示に従ってインストールします。
3. インストールが完了したら、コマンドラインを開き、aws --versionと入力してバージョン情報が表示されれば成功です。

2. AWS CLIの設定

インストール後は、AWSアカウントの情報を使ってCLIを設定します。以下のコマンドを実行します。

aws configure

このコマンドを実行すると、次の情報を入力するように求められます：

• AWS Access Key ID
• AWS Secret Access Key
• Default region name（例：us-east-1）
• Default output format（例：json）

これらの情報は、AWS管理コンソールから取得できます。

3. 基本的なコマンドの使い方

AWS CLIを使うことで、さまざまな操作が可能です。ここでは、いくつかの基本的なコマンドを紹介します。

3.1 EC2インスタンスの起動

EC2インスタンスを起動するには、次のコマンドを使用します。

aws ec2 run-instances --image-id ami-12345678 --count 1 --instance-type t2.micro

このコマンドでは、特定のAMI（Amazon Machine Image）を使用して、1つのt2.microインスタンスを起動します。

3.2 S3バケットの作成

S3（Simple Storage Service）バケットを作成するには、次のコマンドを使用します。

aws s3 mb s3://my-bucket-name

ここで、my-bucket-nameは作成するバケットの名前です。この名前はユニークである必要があります。

3.3 リソースの確認

現在のEC2インスタンスの一覧を確認するには、次のコマンドを使用します。

aws ec2 describe-instances

このコマンドを実行すると、すべてのインスタンスの詳細が表示されます。

4. スクリプトによる自動化

AWS CLIの大きな利点は、スクリプトを使って操作を自動化できることです。例えば、次のようにシェルスクリプトを作成すれば、複数のインスタンスを一度に起動することが可能です。

#!/bin/bash
for i in {1..5}
do
  aws ec2 run-instances --image-id ami-12345678 --count 1 --instance-type t2.micro
done

このスクリプトは、t2.microインスタンスを5つ起動します。

5. まとめ

AWS CLIは、AWSリソースを効率よく管理するための強力なツールです。基本的なコマンドを理解し、使いこなすことで、リソースの管理が大幅に簡素化されます。特に、自動化機能は作業の効率を劇的に向上させるため、積極的に活用しましょう。

今後、さらに深い操作や高度な設定について学ぶことで、AWS CLIをより効果的に使用できるようになります。