「Google Public DNSとCloudflare DNS」の設定方法を徹底解説！

DNS設定に関する質問と回答

Google Public DNSやCloudflare DNSの設定方法

1. DNSとは何か

DNS（Domain Name System）は、インターネット上でドメイン名とIPアドレスを結びつける役割を果たします。例えば、「www.example.com」というウェブサイトの名前を、コンピュータが理解できる数字の住所（IPアドレス）に変換します。これにより、ユーザーは簡単にウェブサイトにアクセスできます。

2. Google Public DNSとCloudflare DNSの概要

Google Public DNSは、Googleが提供する無料のDNSサービスで、主に8.8.8.8と8.8.4.4というIPアドレスを使用します。高いパフォーマンスとセキュリティが特徴です。

Cloudflare DNSは、プライバシーを重視した無料のDNSサービスで、1.1.1.1と1.0.0.1というIPアドレスを使用します。ページの読み込み速度が速く、個人情報を保護するための機能も備えています。

3. どちらを選ぶべきか

選択は使用目的に依存します。速度を重視するならCloudflare DNS、安定性を求めるならGoogle Public DNSが適しています。どちらも無料で利用できるため、試してみるのも良いでしょう。

4. DNSの設定方法

ここでは、WindowsやMac、スマートフォンなど、主要なデバイスでの設定方法を詳しく説明します。

4-1. Windowsの設定手順

1. 「スタートメニュー」を開き、「設定」を選択します。
2. 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
3. 「アダプターのオプションを変更」を選択します。
4. 使用しているネットワーク（Wi-FiやEthernet）を右クリックし、「プロパティ」を選びます。
5. 「Internet Protocol Version 4 (TCP/IPv4)」を選び、「プロパティ」をクリックします。
6. ここで「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選び、Google Public DNSの場合は「8.8.8.8」と「8.8.4.4」、Cloudflare DNSの場合は「1.1.1.1」と「1.0.0.1」を入力します。
7. 「OK」をクリックして設定を保存します。

4-2. Macの設定手順

1. 「システム環境設定」を開き、「ネットワーク」を選択します。
2. 使用しているネットワークを選び、「詳細」をクリックします。
3. 「DNS」タブを選択します。
4. “+”ボタンをクリックし、上記のDNSサーバーのアドレスを追加します。
5. 「OK」をクリックし、「適用」を選択して設定を保存します。

4-3. スマートフォンの設定手順

• Androidの場合:

1. 「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」を選択します。
2. 「Wi-Fi」を選び、接続中のネットワークを長押しして「ネットワークを変更」を選択します。
3. 「詳細設定」を開き、「IP設定」を「静的」に変更します。
4. DNS1とDNS2に上記のアドレスを入力します。
5. 保存をタップします。

• iOSの場合:

1. 「設定」を開き、「Wi-Fi」を選択します。
2. 接続中のネットワークを選び、「DNSを構成」をタップします。
3. 「手動」を選び、上記のDNSサーバーを追加します。
4. 「保存」をタップします。

5. 設定後の確認

設定が完了したら、ブラウザを開いてウェブサイトにアクセスし、表示される速度が改善されているか確認します。また、DNSの動作を確認するために、コマンドプロンプトやターミナルを使用してDNSサーバーに問い合わせを行うことも可能です。

6. まとめ

DNSの設定を変更することで、インターネットの速度やセキュリティを向上させることができます。Google Public DNSやCloudflare DNSは、無料で簡単に利用できる選択肢です。自分に合ったDNSを選び、快適なインターネットライフを楽しんでください。